NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース取材会

開催日:2016年4月24日
場 所:鈴鹿サーキット
報告者:松下宏

二輪車の全日本ロードレースと四輪車のスーパーフォーミュラという日本を代表するふたつの大レースを同時に開催する鈴鹿2&4レースの取材会は、本来は八千代工業見学会と合わせて開催される予定であった。

メインは八千代工業でS660の生産ラインを見学することであったが、熊本地震の影響で部品の供給が滞り、八千代工業の生産ラインが通常通りに稼働できない状態になったため、残念ながら八千代工業の見学会は中止になった。

当初この見学会、取材会には15名の参加が予定されていたが、八千代工業の見学中止を踏まえて改めて出欠の確認をとったところ、数名から鈴鹿2&4レースの取材会だけであっても参加したいという意向があったため、レース取材だけが実施された。

今回のイベントは、集合場所が名古屋駅太閤口ということもあって、そもそも参加者が少なかったのだが、24日10時の予定時間にはクルマで直接向かうことになっていた斎藤慎輔会員を除く全員が集合した。待ち合わせ場所ではホンダ広報部の稲葉隻ブロックリーダーと市川里美主任に出迎えていただき、すぐに用意された貸し切りバスで鈴鹿サーキットへと向かった。

最近はモータースポーツの人気が回復基調にあることや、2&4という二輪と四輪の大レースが開催されることもあって、鈴鹿方面は交通量が多く、東名阪道は鈴鹿IC出口の手前から本線が渋滞している状態。このため到着がやや遅れたが、昼前には鈴鹿サーキットに到着し、ホスピタリティテラスを基地に取材を開始した。

今回の取材では、スーパーフォーミュラのエンジン開発を担当する佐伯昌浩LPLへのインタビューも設定されていた。

佐伯LPLインタビュー要旨「スーパーフォーミュラのエンジンは、レギュレーションで決められている部分と、参戦しているトヨタとホンダの2社がそれぞれ自由に開発できる部分とがあり、かなり狭い範囲での競争になっている面がある。

今年からレギュレーションの一部が変更になり、それに合わせてこれで間違いないと考える方向に向けて開発を進めたが、今年最初のレースであるため、進めた方向が正しかったのかどうかまだはっきりしていない。

またエンジン以外にも、タイヤが横浜ゴム提供に替わったので、新しいタイヤをどう使い切るかという点での開発も重要なポイントだ。各チームとも苦労したのはこの部分だと思う。

予選の結果を見ると、ホンダエンジンを搭載するチームはポールポジションを始め、上位に入ったチームが多く、エンジン開発も車両開発も間違っていなかったものと考えている。今日のレースを楽しみにしているし、年間チャンピオンを目指して開発を重ねていきたい。」

佐伯LPLへのインタビューのほか、ホンダエンジンを搭載するチームのドライバーの記者会見も実施され、それにも参加して各ドライバーの初戦に賭ける意気込みを聞くなどした。

鈴鹿サーキットに来るのは数年ぶりだったが、メインスタンドを始め、ピットビルとその3階部分のホスピタリティテラスなど、サーキットは大幅な改修が加えられていて、きれいで見やすいサーキットになっていた。

今回ホンダに用意していただいたチケットはホスピタリティテラスのほか、激感エリアと呼ぶコース内側の間近見られるエリアにも入ることができるものだった。これを利用してS字コーナーの内側、1~2コーナーの内側、最終コーナーの内側に設けられた激感エリアにも足を運んで観戦した。立ち見にはなるものの、近くで見られるだけに迫力いっぱいであった。

さてスーパーフォーミュラの初戦の結果だが、ポールポジションスタートの山本尚貴(TEAM 無限)が優勝した。今年から新規参戦した大型新人のストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3位に入り、その才能の一端をかいま見せていた。バンドーンは、アロンソの負傷によってその代役として急遽出場したF1バーレーングランプリで、デビュー戦でポイントを獲得した実績を持つドライバーだ。

レース取材後は、鈴鹿市内の料理店で懇親会が開かれた。この日は四日市に宿泊し、翌朝に名古屋駅まで貸し切りバスで移動し、駅前にて解散となった。

■参加者(敬称略、五十音順)

岡島裕二、工藤貴宏、日下部保雄、斎藤慎輔、鈴木直也、瀬在仁志、松下宏

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