東日本大震災活動 斉藤慎輔レポート

報告日:2011年4月27日

被災地に短期間ですが行ってきました。これで4度目となりましたので、報告書も簡潔にしました。

GW中も物資などの必要状況によっていつでも動けるように、被災地近くの宿を予約済ですが、GWには多くのボランティアが被災地に入るようなのと、物資の支援についてはひと段落の段階となってきているので、動くかどうかは考慮中です。

 

○支援概要

3月25日~4月4日、4月9日~10日、4月16~17日に続き、4月23~34日に宮城県岩沼市に出向き、周辺被災地での支援物資の配布などを行ってきました。

 

○活動地(今回訪れた場所)

宮城県岩沼市、仙台市宮城野区、亘理郡山元町、名取市、石巻市他

 

○支援物資について

宮城県岩沼市在住のGPライダー伊藤真一さんを中心とする有志や仲間内により自ら購入した物、また協力者のブログ上などで募集して集められた物資です。

今回は、伊藤さんの活動を応援している太田哲也さんが、主として子供向けの支援物資を伊藤さんの元に届けてくれました。電動バイクも前回の2台に加えさらに2台受け取りました。

子供向け支援物資は、仙台宮城野区の児童養護施設に届けました。

また、新潟県柏崎市在住の個人から自転車7台の提供を受けたので、現地に引き取りに行き、今回も名取市の避難所に届けました。

 

○被災地での支援物資の状況

大半の避難所では、支援物資はもう要らない状況です。ただし、避難所生活をサポートしていた自衛隊が撤退しはじめており、自衛隊による炊き出しなどの支援が無くなってきてます。このため、食事内容は、むしろ悪化しているという声も聞きました。

在宅被災者に関しては、地域の支援体制が整ってきており、毎朝、決まった時間に、食料や物資の配布を行っているところも増えました。全体として改善がみられています。

 

○いま求められているもの

避難所から仮設住宅や市営住宅に移り住む方への支援物資は、これから多く必要になります。今回は、引っ越しで不要になった洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどを貰い受け、支援物資を一時的に預かる亘理郡山元町の倉庫に届けました。寝具類も必要としているそうです。ただし、寝具類は新品が原則です。

 

○道路状況について

高速道路、有料道路は、陥没や亀裂の補修が急ピッチで進んでますが、余震の影響で、むしろ被害がひどくなっている地域も少なくありません。
また、海岸に近い地域は、地盤沈下により海水が以前以上にでてきているところもあります。歩くにも長靴は不可欠というところもありました。

 

○まとめ

物資の支援に関しては、ひと休みしてもいいところにきていますが、避難者の中でも場所により差や弱者も生まれてきているので、長い目で見ていく必要がありそうです。
いまは、物よりも、被災した個人宅のガレキや泥の撤去を手伝う人などが多く求められている段階のようです。

 

○備考

こちらの意向ではありませんでしたが、今回の2日間の行動にはテレ朝の報道特番のロケが入りました。(伊藤真一さんを始めとした私達の支援の意図が放映内容に反映されていることを願ってますが….)