東日本大震災活動 橋本玲レポート

報告日:2011年5月2日
陸前高田 日没風景

〖活動日程〗

4月12日、津々見会員より前回石巻にて行動を共にしたマッサージボランティア「龍村チーム」のマッサージチームの東京・陸前高田往復及び現地移動ドライバーの要請あり。

4月15日、三菱よりデリカD:5を借り受け、17日に5名のマッサージ師を乗せ平泉ボランティア団体「大根コンプロジェクト」を基地として活動開始。

4月18日より19日16時まで陸前高田市の97個所余りある避難所を回る。

活動としてはマッサージチームを数個所の避難所への送り迎えと、スケジュール管理。

また、「大根コンプロジェクト」の日々の食料の配布の手伝いも行った。

※おおよそ100名を超える被災者へのマッサージを行ったと報告を受けている。

 

〖2箇所の被災地を回って感じたこと〗

被災地の立地条件によりボランティアの行動の仕方が大きく変わる。

・一回目の石巻は広い平地が被災せずあり、大きなボランティア団体が基地を構え、あらゆる形のボランティアを受け入れる体制をとっていたので日帰りから長期滞在のボランティア活動が出来る。

※よって想いだけでいきなり現地に入っても迷惑になることは無い。

・今回の陸前高田はリアス式海岸の入り組んだ入り江が多く少ない海岸部の平地に人家が密集していたため、行政・商業などが壊滅状態である。平地が少ないということは大きな避難所が設営できないため、小さな避難所(個人宅・公民館・神社仏閣など約100個所)に分散して避難している。また、ボランティアも大きな基地も無く、電気が未だに復旧していないためパソコンによる情報管理もままならない状況である。

そんな状況を下調べも無く想いだけで乗り込んで、地元ボランティアの日常の活動の妨げに大きくなっていたのを反省している。

われわれの活動はドライバーであるため、要請があっての活動である。

その要請が今回の「龍村マッサージチーム」ような想いだけの行動であると、被災地に余計な負担をかけるし、行動を共にするAJAJドライバーの信用にもかかわってくる。

今回の災害は長期にわたる。

今後は確実に現場の状況と要請を十分に確認したうえでの活動をしないといけないと痛感した活動であった。

 

〖現在必要とされていること〗

軽トラック(車検代など現地負担)

陸前高田市は所有する消防車7台のうち4台を流され消防活動がままならない状況にある。

陸前高田市議員荒木氏より、中古・下取り・廃車予定の軽トラックの要請がありました。

※何かいい方法がありませんか?

 

〖現在個人的に計画・活動していること〗

京都妙心寺本山に災害活動の要請

避難所のお年寄りなどへのメンタルケアなど。

軽トラック集め

近隣の農家・自動車屋へ要請。

被災地でのイベント

・レッドブルスポーツイベントと被災地の連携の模索。

東京ディズニーランドよりミッキーマウス現地派遣

いま少し先に派遣予定。