東日本大震災活動 卜部敏治レポート

報告日:2011年6月12日
撤去が進まない車両
撤去が進まない車両

6月3日から6月6日まで第4回目(通算5回目)となる東日本大震災復興支援活動を実施しました。活動内容は岩手県大槌町吉里吉里地区へ支援物資搬送、避難所炊出し、地区内の瓦礫撤去を行いました。参加メンバーは女性1名を含む総勢16名となりました。車両6台体制で現地入りし、私は支援物資を積載したハイエースバンを担当しました。

我々が援助活動を行ってきた吉祥寺の避難所は5月末に廃止され、避難者は旧吉里吉里中学校の体育館に移動しました。5月末をもって吉里吉里地区の避難所はすべて旧吉里吉里中学校に統一されました。体育館には100名前後の被災者が収容されています。

吉祥寺の避難所は6月より全壊した吉里吉里保育園の代替保育園として開設されました。今回、我々が運搬した支援物資は、保育園向けの幼児本や漫画、おもちゃ、幼児衣服を中心に体育館に滞在する避難者向け夏物衣料品です。炊出し具材も搬送しました。

東日本大震災活動 集合写真
6/4道の駅集合
東日本大震災活動 清掃活動
6・4田中電器店床下清掃

6月4日朝、吉里吉里地区災害ボランティアセンターで活動内容報告後、支援物資を保育園と避難所に搬入。その後、被災家屋の内部清掃と瓦礫撤去の2班に別れ復興活動を開始。4日の昼食時に吉祥寺周辺の在宅避難者にウドンの炊出しを行いました。

2日目も家屋の内部清掃および避難所周辺の清掃活動。5日の昼食時には体育館の避難者に炊出しを行ういました。3日目の午前中も活動を行い、午後、帰路につきました。

被災地を訪れ、改めて驚くことは震災後、3カ月近く経過しているのに復興活動が遅々として進んでいないことです。全壊した家屋の瓦礫撤去作業は進んでいますが、半壊状態の家屋には手が付けられていません。今年、後半まで瓦礫撤去作業が続くものと思われます。

前回も報告しましたが、我々のグループは今後も最低月1回は現地入りし、支援活動を行うことを決意しています。次回は7月の海の日の3連休に実施します。

以上、岩手県大槌町吉里吉里地区に於ける第四次災害復興支援活動の報告です。