東日本大震災活動 高根英幸レポート

報告日:2011年8月8日

2011年4月21日、仙台を中心に活動するNPO団体「つなプロ」のボランティア・ドライバーとして参加しました。

当日は松島周辺の4カ所の避難所を回り、各避難所の代表者に避難所の衛生面や不足物資がないか、聞き取り調査する方々2人とクルマで移動しました。

今回、担当した地域は松島周辺で、仙台市内は日常を取り戻しているように見えましたが、松島に向かう道筋では徐々に瓦が落ちてブルーシートで屋根を覆った家屋が目立つようになり、松島の駅を超えて橋を渡った途端、景色が町並みから瓦礫の山に一変し驚きました。

それでもボランティアの方によると2週間前に訪れた近隣の状態よりも道路が大分整備されているらしく、ところどころ寸断されていたり舗装がなくなっていましたが、地図やナビ、周辺で活動されていた自衛隊員に訊ねたりして、目的地を目指しました。

クルマはレンタカー(マツダMPV)で純正カーナビが搭載されていましたが、震災の影響で道路も大幅に影響を受け、また避難所も小学校など以前から計画されていた場所ばかりではなく、探し出すためにはiPad(ボランティアの一人が持参)のグーグルMapが非常に役立ちました。

また日常、ナビを使用していない私の野生の勘(?)も役立ち、これまで辿り着けなかったと言われていた避難所にも訪れることができました。

結局、この日は5カ所の避難所を回って聞き取り調査をすることができました。調査の方によると、どこも落ちついた状況で、特に問題となるような内容は見当たらず、いい避難所ばかりと言っておられました。

しかし、外洋側の海岸線はまったく見る影もなく瓦礫の山で、津波の恐ろしさと同時にこれからの復興が非常に大変であると感じました。