首都高速勉強会 その2

次の目的地は、新横浜の日産スタジアム近くにある、横浜環状北線の工事現場。バスが現場に近づくにつれて、「へぇ~~この辺でやってるんだ!」「じゃ、あの崎陽軒の建物はどうなっちゃうの?」といった様々な感想や疑問が飛び交い、車内は再び期待が高まります。

横浜環状北線は、第三京浜「港北IC」から首都高横羽線「生麦JCT」をつなぐ延長自動車専用道路。平成22年の12月に着工され、28年度中の完成が見込まれています。路線延長8.2kmのうち、シールドトンネル区間は5.5kmで、この路線が開通することにより、横羽線・湾岸線と、第三京浜道路がつながることとなり、便利になることは確実。さらに、平成33年度には横浜環状北西線(東名高速「青葉IC」~第三京浜「港北IC」)も完成する予定になっています。

現場に到着すると、ヘルメットにマスクという格好で地下30~50mの世界へ。入口からトンネルの天井に沿って伸びているのは、瓦礫を運ぶベルトコンベアー。重機が路肩に停められ、まさに工事中といった感じですが、すでに地上への避難路なども整備されていました。

シールドマシンによる掘削は、すでに7割方が終わっていて、残念ながらマシンの実物を目にすることはできませんでしたが、外径12.5mで長さ11.5mにも及ぶ巨大なもの。1基あたりの重量は約2000tとジェット機ほどの重さがあり、19個のモーターがついています。約500個付いている歯の部分(カッタービット)は超合金製で、溝を掘って掻き落とすしくみ。1リングで2m掘るごとに、厚さ40cmにもなる9枚のセグメント(壁)を組み立てながら進んでいき、1日に進める距離は10m。組み立てはボルトレスとなっています。作業に携わる方たちは地上にある管制センターに詰め、シールドの向きや位置の状態を逐一確認しながら作業を進めているので、掘削現場ではそれほど多くの作業員を必要としないということでした。地上で生活している分にはまったく伺い知ることもできませんが、最新鋭のモグラロボが日々活躍しているんですね。

ところで、なぜ1日に進める距離が10mなのでしょう? シールドマシンの限界かな?
と想像したんですが、実はトラックが運べる瓦礫の量が正解。現場から少し離れた場所にある瓦礫専用の保管場所に運べる量が、1日にトラック500台分までと決まっているんだそうです。また、瓦礫を運びやすく、再利用しやすくするために、特殊な泡を混ぜて運んでいるということも驚きでした。

東名青葉ICや川崎ICをよく利用する私にとっても、北線の開通は願ってもないこと!
今後多いに利用できそうな道路が人知れず(!?)着々と作られていることを知り、目頭が熱くなりました~。平成28年度の開通が今から待ち遠しいです。

■参加者(敬称略、五十音順)
会田肇、有山勝利、石川真禧照、大久保史子、太田哲也、岡崎五朗、岡島裕二、加瀬幸長、川端由美、清水草一、鈴木健一、鈴木直也、高山正寛、立花啓毅、近田茂、中村孝仁、西村直人、堀越 保、松井孝晏、松下宏、松田秀士、三浦健史、桃田健史、諸星陽一、吉田由美、米村太刀夫