東日本大災害活動 津々見友彦レポート その2

また、吉田アイエムの吉田さん、後藤さんも水の苦労の話を聞いて、苦労話に花が咲き、やはり住民の方々の支えになっています。

黙々と重い水を配達するのは一条さんと北浦さん。20リッターを担ぐと結構腰に来ますが、二人ともトラックからピストン輸送で、汗をかきながら、とても感謝されました。

昼食は幸い、被害を免れたあたりでは既にコンビニが機能していて、そこで買うことが出来ました。また宿泊は今回はビジネスホテルにしました。特別に格安にお願いして、今回のみとの約束で、長期滞在と同じ価格でやって貰いました。テントで寝るのも良いのですが、場所の規制が多くて難しく、またこうやって地元にお金を落とすのも復興のお役に立てられるかと思います。(吉田アイエムの社長さんは社員の皆さんにも前回の寒いテントでの辛い思いを経験させたくて、内心ホテル泊は賛成ではない様子でしたが……)

お陰で今回は全員ゆっくりと充分な睡眠が取れました。

●水道がない仮設住宅

翌日はやはり南三陸地区を回りましたが、小高い丘の上の仮設住宅に行きましたら、そこには水道が来てなくて、近くにある給水所から水を汲んで生活していました。ここでは約40戸の住宅がありました。一軒ずつ水を配布してとても感謝されました。

このようにして75戸のお宅に1500リッターを配布しました。

●大いに役立った三菱キャンターとプレマシー

今回も、水の倉庫兼輸送母艦としてキャンターを、そしてデリバリーと配布先の探索にプレマシーが活躍してくれました。細い荒れた路面でも分け入ってくれました。

キャンターもサイズが程よく小回りが利きそれでいて充分な積載が可能。ディーゼルで燃費もよく、高速走行も楽に出来今回のようなプロジェクトにはピッタリのトラックです。

●サポート有難うございました。

ルルドの水3000リッターと経費の一部をご提供頂きました、吉田アイエム株式会社樣とポルシェクラブ六本木樣。車両をご提供頂いた、マツダ株式会社、三菱ふそうトラック株式会社樣。北浦さん、AJAJ会員の一条さん、中川さん、西村さん、それにガソリン代をサポートして頂きましたAJAJ、並びに理事会の皆さま有難うございました。

被災された皆様が水を受け取られた時の笑顔を見た時、このボランティア活動をやって良かった!と、全員、感じました。

東日本大災害活動 参加メンバー
■参加者(敬称略、五十音順)
一条孝、中川和昌、西村直人(後方支援) 、津々見友彦(AJAJ会員)、北浦一司(ポルシェクラブ六本木)、吉田和真、後藤邦仁(吉田アイエム研究所)