BMW勉強会&BMW GROUP Tokyo Bay事前特別内覧会

開催日:2016年7月7日
場 所:BMW勉強会&BMW GROUP Tokyo Bay事前特別内覧会

BMW GROUP Tokyo Bay イメージ今年(2016年)3月に創立100周年を迎えたBMW。この記念すべき年、臨海副都心、東京ベイフロントにOPENしたのが、世界有数、日本最大規模を誇る体験型販売拠点「BMW Group Tokyo Bay」だ。

7/9、10日のグランドオープニングイベントを目前に控えた6/24日、会員を対象に特別内覧会が催された。

春頃だったか、建築中のショールーム前を通りかかった際に、かなり広そうだと感じてはいたものの、実際に敷地内、施設内に足を踏み入れてみると、予想を上回る広さで、その総面積は27000㎡! そこにBMWのショールーム、MINIのショールーム、両ショールームをつなぐセンター棟、さらに簡易整備を行うサービス棟が建てられている。そして100台分のお客様用駐車場にEV充電設備、20台の認定中古車が並ぶ敷地に加え、BMW、ミニともに全モデルの試乗が出来るドライビングエリアまで設けられているのだから圧巻だ。

建物に入り、まず案内されたのがセンター棟にある最大収容人数400人のカンファレンスホール。国際会議や学会などを催すことも出来るように大型スクリーンや最新のAV機器、同時通訳ブースなどを備え、裏手には厨房まで設けられているとのこと。もはやこれだけで単なる販売拠点、ショールームとは趣が異なることがうかがい知れるというもの。

 

ここでは、発祥の地・バイエルンの風土、民族的な話から、BMWにとってのプレミアムブランドのあり方、 6大市場のひとつに位置づけられている日本市場の重要性、環境対応への取り組みなどを題材としたレクチャーを受ける。

BMW勉強会 風景プレミアム・・・に関するところでは、某日本ブランドとの利益率比較のデータが示され、BMWはプレミアムブランドとして必要なコストをかけているが故に某日本ブランドよりも利益率が低いといった一例が挙げられていたことが興味深い。また創業100周年を迎えた今、その100年を振り返るのではなく、次の100年に思いを馳せることに注力する「THE NEXT 100YEARS」という100周年のテーマも、これから先のBMWブランドへの期待をより大きくしてくれるものと感じられた。

この後、建物内を一巡。主だったところをピックアップしてみると・・。

まずBMWショールームは、全長80mにも及ぶドライビングギャラリーに常時20台のモデルが展示されている。その先頭に立って展示車両~通路を眺めただけでちょっとした異国情緒だ。このほかMコーナー、モーターサイクル展示、休憩スポットのイセッタ・バー、さらに実車のi3を使用したバーチャルドライブも楽しめる。東京オリンピックが開催される2020年の東京ベイをスタートし、オリンピック選手村を通って虎ノ門ヒルズでゴールというバーチャルコースになっている。

BMW GROUP Tokyo Bay 内観モノトーンカラーで統一されたシックな雰囲気に包まれるMINIショールームは、常時11台を展示。JCWコーナーやライフスタイルショップ、「MINIハブ」と名付けられたカウンターバーがある。

センター棟は、BMWのショールームからミニのショールームへ、あるいはその逆といった具合に双方のショールームを行き来した場合に、互いのブランドを混在、浸食しないような中和的な空間としての機能も果たしているとのこと。カンファレンスホールやエントランスの天井、照明はサークルを、ガラス張りのウインドウや壁は屏風をモチーフにしたというデザインが特徴的。カフェ・ネスプレッソでは最新のマシンによる美味しいコーヒーが味わえる。

大いに魅力的なのは実際に運転が出来るドライビングエリア。ディーラーマンを隣に乗せてお店近辺を走る、いわゆるディーラー試乗などとはまるで異なる。BMW M社公認のドライビングエリアだ。散水設備があり、ウェット、スキッドパッド、ブレーキング、レーンチェンジなどの体験が可能。外周部にはFIA公認の緩衝材が設置され、夜間照明も備えている。また、スキール音の発生に関しても行政からの許可、お墨付きを得ているそうなので心おきなくドライブできる。

輸入車に限らず、すぐにクルマを購入するつもりがない時には販売店の敷居はそれなりに高く感じられるもの。けれどBMW Group Tokyo Bayでは、そんな概念を抱える必要はないばかりか、仮にBMW、MINIに興味がない人が立ち寄っても楽しいひとときを過ごせるだろう。ややもすればクルマに興味がない人でも居心地は悪くないかもしれないとさえ思う。なので、お台場に行ったら立ち寄ってみることをお勧めしたくなる魅力的な〝スポット〟だと、あえて申し上げておきたい。

BMW勉強会 記念撮影
■参加者(敬称略、五十音順)
会田肇、青木英夫、有元正存、有山勝利、内田俊一、太田哲也、大谷達也、岡崎宏司、岡島裕二、加瀬幸長、片岡英明、川島茂夫、日下部保雄、工藤貴宏、菰田潔、斎藤慎輔、清水草一、島崎七生人、鈴木健一、鈴木直也、瀬在仁志、高山正寛、近田茂、津々見友彦、戸田治宏、中川和昌、中村孝仁、松下宏、松田秀士、丸山誠、桃田健史、諸星陽一、山口京一、山崎公義、米村太刀夫