ブリヂストン「タイヤ勉強会」その1

混雑必至の週末開催、さらに豪雨が襲う!

三菱ふそうトラック・バス ローザ & 西村直人会員、近田茂会員
参加者の約半数は西村直人会員(車両の左)と近田茂会員(車内助手席・見えづらくてごめんなさい)のドライブする三菱ふそうトラック・バスのローザで現地へ。

勉強会が開催されたのは上限千円高速の最終週末。当初から道路の混雑は予想できたので参加24名の内、15名ほどは渋滞による遅刻のリスクを低減するため、チャーターした中型バス1台で那須を目指しました。チャーターとはちょっぴり贅沢だと思うでしょうが、ドライバーは会員で大型2種免許を持つ西村直人会員と近田茂会員が交代で担当。バスは三菱ふそうトラック・バス⑭様のご厚意でお借りし、交通費は全員でシェアします。

その他の参加者は各自の車両で現地に向かい、何とか11時の集合時間には全員遅刻せずに集合できました。確かに「渋滞が心配なら平日にやればいいのでは?」と考えるでしょう。でも先にも述べましたがブリヂストンだけでなくテストコースでは平日、次々とテストをこなさなければいけません。そうなると終日、試乗会のためにコースを空けることができるのは、どうしても休日と言うことになります。超高速や世界中の色々な路面、そして水に濡れた滑りやすいコースなどを1日で効率よく試すには、休日のテストは当然です。

そんな貴重な勉強会だというのに敵は渋滞だけではありませんでした。折しも梅雨のまっただ中。早朝から降り出した雨は、試乗時間になると本降り。1時間ほどの座学を終えコースに出るとそこはまるで川のよう。仮設の待機用テントの路面は波打ち際と化していました。

 

まずは座学、そしてテストコースへ

タイヤ勉強会スライドご存じの通り、パンクしても一定距離、一定速度で走行できるのがランフラットタイヤです。その特徴のお陰でパンク時に危険な路上作業をせずに安全な場所まで移動できることや、タイヤサイド部の損傷によるパンク時でも走行が可能でホイールも痛めないなどいくつもの利点があります。ブリヂストンは省資源化に貢献する“スペアタイヤレス化”にもっとも有効な商品として開発を進めて来ました。しかし、市販が始まった当初は「乗り心地が硬い。高価だ」など幾つか問題もありました。会員たち同士の話の中でも「昔は本当に乗り心地が悪かったね」という話題が出ていました。

今回発表された「POTENZA S001 RFT」はすでにブリヂストンの“ランフラット第3世代”の最新モデル。「新サイド補強ゴムやクーリングフィンなどを採用することで、走行時にタイヤに発生する熱を抑制。ノーマルタイヤと比べても遜色ない乗り心地を実現している」と言った技術的説明をテストコースに出る前の座学でじっくりと勉強します。そしていよいよ全員でテストコースに出て進化の具合をチェック。

タイヤ勉強会風景
1時間ほど座学でランフラットの最新技術などを学ぶ。興味深い技術の解説が続く。