東日本大震災活動 津々見友彦レポート その1

報告日:2012年1月15日

東日本大震災活動 被災地第二回AJAJ東日本大震災支援、津々見チームレポート

●需要は水でした

2011年4月8~7日に行った第1回の石巻の支援活動で、現地で断水が続き水の需要が大きいことが判りました。

我々は最初何をすれば良いかの“仕事”を捜しましたが、そこで発見したのが“水”でした。

今回(4/18~20)も命をつなぐ水を送ろうと“AJAJ水くばり隊”を結成しました。

たまたま、私(津々見)がドライビングスクールの校長をやらせて頂いている「ポルシェクラブ六本木」の重鎮の小松茂生さんに我々ボランティア活動のサポートをお願いしましたら、ポルシェクラブ六本木のメンバーの北浦さんと鹿児島の水の製造販売をされている、吉田アイエム研究所の吉田社長をご紹介頂きました。

吉田さんからは商品の温泉水「ルルド」3000リッターのご提供と装備品や食料、ステッカーなどのご支援と自らも参加して頂きました。更にポルシェ使いの名人、北浦氏もボランティア参加をして頂くこととなりました。

●新チーム

AJAJのメンバーは一条孝さん 中川和昌さんと津々見が行動チームで、西村直人さんと近田茂さんはバックアップチームとして支援して頂きました。

西村さんは三菱ふそうの2トントラックキャンターの手配と一条さんの自宅までの移動をやって頂き、助かりました。

また近田茂さんは前回も大活躍したテント一式を貸して頂き、使用後の掃除、乾燥などの面倒なメンテナンスを引き受けて頂き、これもとても助かりました。

●キャンター、プレマシー、中川車で移動

一条さんと北浦さんはキャンターチームで先行し東北自動車道の上河内パーキングで待ち合わせ。ここでキャンターにAJAJのステッカー張りなどの作業をします。

一方、岐阜を出る中川さんは単独でこのパーキングで合流。

私はマツダさんからお借りした“プレマシー”で鹿児島からの吉田さんを都内のホテルでピックアップして上河内パーキングに向かいました。プレマシーは前回利用させて頂いたセレナ同様、大き過ぎず狭い現地の道路でも走りやすく、それにあまりゴージャスに見られないのでこのような場合程よいサイズと思い選定しました。高速道路でのクルージングも乗用車感覚でストレスなく走れました。

●一路、石巻佐川へ

上河内パーキングで全員集合。ここには自衛隊の救援隊が沢山来ていて、やはりものものしい雰囲気。

遅くならないうち我々も石巻佐川支店に鹿児島から来た水の受け取りに向かいました。
仙台近くになると道路は地震の影響でうねり、空荷のキャンターは大きくバウンズ。トラックは積載時にバネを合わせているで空荷だとひどく乗り心地は悪くなりました。でも、一条さんと北浦さんがそれに耐えてドライブしてくれました。

やっと石巻に到着。ラッキーなことに石巻の佐川急便の支店はなんとか復帰していました。でも、駐車場には壊れたトラックが並び、建物も埃っぽく、汚れていましたがそれでも何とか使えてます。3000リッターの水を全員でキャンターとプレマシーに分けて積みこみ、積めなかった分は後からまた取りに来ることとしました。

●石巻専修大学で野営

前回野営した石巻専修大学の敷地内は広大で、ここには自衛隊や沢山のボランティアのテントが並び、一大拠点になっています。また、校舎には避難された人達も沢山います。

ここで、夕食はレトルト食品のカレー。テントの中にコンロを持ち込み鍋でお湯を沸かして温めました。