AJAJオート上海2009プレスツアー

◇2日目(4月20日)

朝から夕刻まで、オート上海プレスデーを視察。
悪名高い上海の大渋滞もなんのその、会場までは専用バスの送迎で快適に往復できました。

吉利汽車(Geely) バイオリン演奏
中国のショーは歌あり、ダンスありで賑やかですが、地元大手の吉利汽車(Geely)はピアノとバイオリンでしっとりとクラシックを演奏。安い小型車から中上級車へという商品戦略の変化がブースのアトラクションにも現れていました。

◇3日目(4月21日)

同じく夕刻まで、オート上海プレスデーを視察。夜には、トヨタ、日産、ホンダ各社の現地駐在員を招き、会員との夕食懇親会が開かれました。豪華な鶏料理や青島ビールを味わいながら、中国市場での奮闘ぶりなどメーカーの生の声を聞くという、とても貴重な機会です。あまりに興味深いエピソードばかりのため、メモをとりながら食事をする会員が続出。

また、赴任当初はまったく言葉が通じなかったと聞いたそばから、レストランの店員にスラスラと中国語でオーダーする様子を見て、その努力に感嘆するシーンもありました。ご協力くださいました各メーカー、駐在員のみなさま、素晴らしい時間をありがとうございました。日本メーカーが中国で躍進する陰には、彼らのたゆまぬ努力があることを痛感し、ホロ酔い気分の上海ラストナイトは更けてゆきました。

◇4日目(4月22日)

ホテルをチェックアウト後、黄浦江を望む絶景ポイントや、オシャレな店が集まる新天地を観光。専用バスで上海国際空港へ向かい、夕刻に成田空港に到着、解散。

来年の万博開催を控えた上海は、どこもかしこも工事中で騒音と埃にまみれ、まだまだ変貌の途中といった雰囲気です。自動車市場も同じように、現在は輸入ブランドの高級セダンが圧倒的に多いながらも、中国車やコンパクトカーが少しずつ侵食している兆候も見られました。

万博の頃になれば、さらに交通環境などが整い、経済効果で潤った市民がクルマを買い、状況は一変することでしょう。その流れを目に焼き付けておくためにも、しばらくは中国市場の視察は恒例行事となるかもしれません。

そして、今回の視察を通して受けた刺激を日本に持ち帰り、今一度、世界の中での日本の立ち位置を考えたり、今後の展望を描いたり、会員それぞれにとって有意義なツアーとなったことと思います。
幹事をご担当くださった有元理事、参加された会員のみなさま、大変お世話になりました。実り多き4日間をありがとうございました!